龍太郎一味のご無体な学園生活
銀に向けた右掌。

左手は右腕に添える。

腰を低く落とし、踏ん張るような姿勢。

まるで『何かを撃ち出すような』構え。

銀の発生させた暗黒物質は、いよいよその悪食さを見せ始めた。

彼を中心に、吸引するようにあらゆるものが吸い込まれ始める。

小岩井達が急遽張った結界も、どこまで観客達を守れるか。

早く銀と禁書を止めなければならない。

だから!

「臥龍気張れよっっっ!全員守るんだっっっっ!」

龍太郎が気合の声と共に右掌から放ったのは。

「!?!?!?」

全てを焼き尽くすような超々々高熱の、真紅の閃光だった!

< 1,857 / 2,031 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop