龍太郎一味のご無体な学園生活
と。

「そんなものですよ、最強なんて」

静寂の保健室に、唐突に。

澄み切った声が響いた。

「貴方の得たその称号は、天神学園という狭い枠の中だけで有効な肩書き…世界は広い、そして数多存在します…一学園の中で頂点に立ったとて、それは井の中の蛙に過ぎない」

「……久し振りなのに、まず顔くらい出して挨拶できねぇかね、おめぇは」

然して驚くでもなく呟く龍太郎に。

「あら…昔みたいにみっともなく狼狽して驚いてくれないのね…つまらないわ」

天神学園OG、因幡 舞白は姿を見せた。

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