龍太郎一味のご無体な学園生活
次々と牙を剥いて食らいかかってくる触手。

「くっ…!」

硬気功を発動させて捌きつつ、龍太郎は歯噛みする。

成程、アルベルトや小岩井、龍娘が後れを取る訳だ。

達人レベルを超えた、人間を超越した素早い攻撃。

「龍太郎先輩自身が、さっき言ってたじゃないですか…『お前は兄貴とは違うと思ってた』って…それが本音ですよ…みんな俺の事を、あの悪党の兄貴と同じだと思っている…そんな俺を、誰が受け入れてくれるっていうんです?俺が真っ向から挑んで俺の正義を主張したからって、誰が俺の味方をしてくれるんです?」

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