龍太郎一味のご無体な学園生活
暖簾を潜って中に入ると、まず脱衣所。

「貴重品は各自で管理してくれよ」

アルベルトの言葉に頷く男子生徒達。

「泳げっかな?」

やはり泳ぐ気満々の龍太郎。

「こはくと子供達を置いて俺だけ温泉など…」

少し後悔している体育教師の夕城 翡翠(ゆうしろ ひすい)。

「翡翠先生は…タイマントーナメントで受けた傷を湯治にいらしたのですから…気になさらず…」

いそいそと服を脱ぎながら小岩井が言う。

(ハゲにも効くかな、この温泉…)

山伏装束を脱ぎながら、密かに期待している鷹雅。

「いよっしゃ、一番乗りぃっ!」

「うわっ、待ってよ龍太郎君っ!」

拓斗を引っ張って全裸のまま浴場に突入した龍太郎は。

「「!?」」

入ってすぐの所で、バスタオルを体に巻いただけの姿の龍太郎一味女性陣と鉢合わせ。

「「『きゃあぁぁあぁぁああぁあぁぁっ!』」」

悲鳴を上げるアリスカ、七星、小夜。

「ほぇ?龍太郎だ」

「やっぱ混浴だ!あははははっ、ウケるぅっ!」

雛菊と遊里はケロッとしている。

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