龍太郎一味のご無体な学園生活
のんびりゆっくり温泉を楽しんでいた一行も、そろそろのぼせてしまいそうだ。

「もう上がろうっと」

雛菊と秋帆が、アリスカと啓太が、鈴木さんと七星が、次々と温泉を上がっていく。

遊里は念入りにスカルプケアする鷹雅にもう少し付き合うようだが。

「さて…僕も上がろうかな。大宴会場に食事の準備が出来ている筈だから、ちょっと様子を見てこよう」

幹事のアルベルトは色々忙しい。

「あ、わ、私もお手伝いします…」

健気について行くのは愛。

「愛はもう少しゆっくりしていていいんだよ?」

「いえ…もう十分あったまりましたから…」

本当は少しでもそばにいたいだけらしい。

愛い奴よのぅ。

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