龍太郎一味のご無体な学園生活
「で、その山子が女性を攫うんですか?」

恐る恐る言うのは天神学園専属カウンセラー、永遠の17歳と呼ばれる童顔のレヴィ。

「ああ…この旅館、仲居さんが少ないだろ?その山子の噂のせいであんまり人が集まらないんだってよ」

甘党のしまじろうは、カルピスを原液のままグビグビ飲む。

「気の毒にな…折角いい酒にいい温泉もあるのに」

むぅ、と腕組みする龍娘。

「よし、ここは一つ我々が一肌脱ごうではないか」

「なになにぃ?浴衣脱ぐのぉ?」

遠くの席で雛菊の声。

スペシャルハレンチは黙ってなさい。

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