龍太郎一味のご無体な学園生活
まぁ論より実践。

「喜屋武さんは手順などは理解しているのだろうから、細かい指導は省く。まずは現在の君の実力が知りたい。実際にやって見せてくれたまえ」

「はい」

頷く喜屋武。

ロイド眼鏡の向こうの瞳を閉じ、精神集中。

指先に灯らせたのは、青白き魔法の光。

その指先で地面に描くのは、幾何学模様の魔方陣。

(ほぅ)

心中でウェスタが感心する。

(何だ…喜屋武さんの召喚は相当に酷いと聞いていたが、なかなかどうして…見事なものではないか)

そう思ったのも束の間。

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