龍太郎一味のご無体な学園生活
丁重に謝罪し、お断りし、ウェスタは何度も平謝りしながら、傭兵に元の世界にお引き取り頂く。

「私は妖精を召喚しろと言ったのだが…ベタな駄洒落は感心せんな…」

またも胡乱な目のウェスタ。

「す、す、すみません!」

勢いよく頭を下げる喜屋武。

成程…これが今年度の修学旅行で一行を異世界にまで飛ばしたという喜屋武の実力か。

召喚自体は申し分なし。

基礎も恐らくは出来ているのだろう。

だが悲しいかな、この人は…常軌を逸したドジっ子ちゃんなのだ。

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