龍太郎一味のご無体な学園生活
そこで、ウェスタは足元に転がっていたボールを拾い上げる。

野球部が置き忘れていったのだろうか。

ちょうどいい、これを利用するとしよう。

「喜屋武さん、このボールを君の手から私の手へ、『転移』で飛ばしてくれ」

投げ渡すのではなく、転移魔法でウェスタの手元に移動させる。

端から見ればテレポートさせたように見える筈だ。

ボールならば、万が一失敗して次元の彼方まで飛ばされたとしても問題ない。

< 295 / 2,031 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop