龍太郎一味のご無体な学園生活
「あ…あれ…?」

首を傾げる喜屋武。

「来ないぞ、喜屋武さん」

怪訝な顔をするウェスタ。

一体喜屋武は、ボールをどこに転移させたのか。

そんな事を考えていた直後。

ガシャーンッ、とか。

窓の割れる音が校舎の方から聞こえる。

直後、ガラガラッと割れた窓を開ける音。

ウェスタと喜屋武が振り向くと、生徒会室の割れた窓から生徒会長女王陛下が顔を覗かせていた。

「…誰です?…生徒会室にボールを投げ込んで窓を割った勇気ある方は…」

あらやだ、生徒会長グッドスマイリング。

< 297 / 2,031 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop