龍太郎一味のご無体な学園生活
「……」

龍太郎のオツムでは、少々難しい話かもしれない。

しかし、彼は彼なりに、小岩井の話に疑問を持つ。

「小岩井さんはいらない人間なんていねぇって言うけどよ」

「はい…」

「世の中には、どうしようもねぇ悪党だっているだろ?平気で他人を傷つけたり、弱い奴を踏み台にして出世したり、時には人殺しする奴だっている…そういう奴らも、いらない人間じゃねぇのか?何か使命のある人間なのか?」

「……」

龍太郎の言葉に、小岩井は少し考える。

「…龍太郎さんは、そういう人達を見てどう思いますか…?」

「ムカつくな。ぶっ飛ばしてやりてぇ」

「…ならばそれが、その人達の使命です…」

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