龍太郎一味のご無体な学園生活
七星が教室に引っ張り込まれ、すぐに引き戸が閉められる。

「ちょっと!誰ですかっ?」

薄暗い教室の中、振り向くと。

「っっっっっ!」

返り血でベットリ汚れた四角いマスクを被った、ひょろ長い男の姿が!

「~~~~~~っっ!」

声にならない悲鳴を上げる七星。

とりあえず華麗なコンビネーションで、全力で抵抗して見せるが。

「ちょ!ストップ!ストップ!誰かタオル投入して下さいです、はいっ」

聞き慣れた声が、七星の耳に入る。

「…………箱先生?」

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