龍太郎一味のご無体な学園生活
よくよく見ると、返り血でベットリ汚れた四角いマスクは、段ボール箱に血糊をつけただけ。

「湖畔に出現するホッケーマスク被った殺人鬼を意識してみました、はい」

シャキーンとサタデーナイトフィーバーのポーズを決める箱。

そんなスプラッターな姿で決めポーズされても。

「箱先生ですかぁ…脅かさないで下さいよぉ…」

けしからん胸を撫で下ろす七星。

「そういうけしからん娘、貴女はまたソウルフルなコスプレですね」

ベアトップとベルボトム姿の七星をまじまじと見る箱。

天神山脈とも称される胸が強調されて、これがまた何ともえもいわれずけしからん。

「そ、そんな見ないで下さいよ…」

恥ずかしがって頬を染める七星に。

「やはりワタクシの見立て通り、よく似合いますです、はい」

満足気に箱の下で目を細める箱。

そう、七星のコスプレのチョイスは、ミイラ先生に頼んで箱が準備したものなのだ。

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