龍太郎一味のご無体な学園生活
「おっと」

ぽふっ、と。

背の高い男性の胸板に顔をぶつけてしまった。

鼻を押さえ、見上げる。

「前を向いて歩かないと、危ないな」

眼鏡の奥で目を細め、無精髭の男性が微笑んでいた。

「が、学園長先生…っ」

先程まで、目の前のこの男性の事を考えてショボくれていた。

見透かされてしまったようで、顔が赤くなる。

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