龍太郎一味のご無体な学園生活
降って湧いた空白の時間。

困ったようにアルベルトは両手をポケットに入れる。

「恥ずかしい話、仕事人間なものでね…趣味らしい趣味がないんだよ…だから急にこんな時間が出来てしまうと、何をしていいかわからなくてね…」

「……」

驚いた。

仕事が出来て、乱暴者の多い天神学園の生徒や教師の誰よりも強くて、責任ある立場の学園長でも、困る事があるのだ。

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