龍太郎一味のご無体な学園生活
冬の娘
天神モールで買い物をして、その帰り道。

「寒くなってきましたね」

啓太は両手をポケットに突っ込んで身を縮こまらせる。

小柄な体がより一層小さく見える瞬間だ。

結構ぬくぬくと着ているのに、それでも寒いと感じるくらいの気温。

もう11月も終わりが近い。

冬の足音がそこまで近づいてきている。

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