龍太郎一味のご無体な学園生活
「む、待て!」

女豹の如く追跡する龍娘。

しかし敵もなかなかにやる。

廊下の曲がり角を曲がった所で、生徒は既に姿を消していた。

何という脚力。

龍娘でも捕らえる事ができないとは。

龍娘が辛うじて見えたのは、風にたなびく長い髪、そしてカモシカのようにスラリと伸びた脚だけだった…。

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