龍太郎一味のご無体な学園生活
☆御雷 静寂&神逆 カリナの場合

「静寂!」

突然ですが、カリナ、ミニスカサンタコスです。

彼女のイメージ実体化能力なら、この程度の衣装を実体化させるのは朝飯前である。

「ほ、ほら、見て見てこのスカート、こぉんなに丈が短くて…な、中が見えちゃいそうだよね…クリスマステロ一緒に行くなら…こういうの着て行ってあげなくもないけど?」

赤面しつつ、ツンデレモードで静寂を誘惑するカリナ。

何と言ってもクリスマスである。

普段研究だ実験だに我慢して付き合ってやってる分、クリスマスくらいは静寂がカリナに付き合ってもいいのではないか、そう思う次第である。

なのに。

「ちょっと待て、騒ぐなカリナ、この薬剤を静かに注がなければ爆発の恐れがあるんだ」

振り向きもせず、試験管に訳の分からない粉末の薬剤を投入しようとしている静寂。

カリナがアハーンな衣装着ていても全く興味を持たない。

「っっっっ…!」

これにはカリナもイラッとする。

どうあってもこちらに興味を持たせてみせる。

そう考えたカリナは。

「あ…い、いっけなぁいっ、こんなミニスカなのに、下着つけ忘れちゃったぁ」

「うげぼげはぁあぁあぁあぁあっ!」

思わず妄想吐血する静寂。

まぁお約束通り手元が狂って爆発した訳ですが。

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