龍太郎一味のご無体な学園生活
その頃、橘邸。

「しまった…」

薬局から戻ってきた鷹雅は、袋の中身を見ながら呟く。

薬用シャンプー、薬用リンス、薬用ローション。

少し値は張るが、喜屋武によって焼き尽くされた毛根再生の為、ここは一つ奮発しようと買い揃えたスカルプケア用品の数々。

しかし少し散財し過ぎてしまったかもしれない。

彼の財布の中には、もうあまりお金が残っていなかった。

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