龍太郎一味のご無体な学園生活
いやしかし!

遊里と共にクリスマステロを過ごすのならば、この焼け野原となった更地のようなデリケートゾーンを何とかしなければ。

遊里の隣に立っていても恥ずかしくないような男にならなければ。

その為に、遊里の為にもこのスカルプケア用品は必要経費…。

「って小猿はどうでもいいわっ!誰が小猿の為に大枚はたいて薬用シャンプーなんか買うかっっっ!」

何やら一人キレて一人怒鳴る鷹雅。

部屋の前の廊下を通った花音が、不思議そうな顔で見ている。

とはいったものの、やはり遊里へのプレゼントは必要。

あの落ち着きない小猿は、一体何をやれば癇癪を起こさず大人しくしていてくれるのか。

綺麗に禿げ上がった頭を捻りながら考えた鷹雅は。

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