龍太郎一味のご無体な学園生活
半ば強引に。

アルベルトは愛をクリスマステロの会場から連れ出した。

「さてと、どこに行こうかな」

愛を抱き上げたまま、降ろそうともせずに思案するアルベルト。

「どうせならクリスマスらしい所へ行きたいね…この世界なら、どこがいいのかな…」

しばし黙考した挙句。

「よしっ」

彼は『転移』の魔法を無詠唱で行使する。

喜屋武のような精度の低いものではない。

瞬時にして遠く離れた土地へも移動できる、まさしく瞬間移動だ。

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