龍太郎一味のご無体な学園生活
天神学園敷地内の一角にある自動販売機。

コインを投入し、名物の『角砂糖』を購入して。

「…………」

しまじろうは一口飲む。

今も信じられない。

龍娘にプロポーズした。

そして彼女の腹には、新しい命が宿っている。

そう…龍娘としまじろうの子が、授けられたのだ。

最初は責任をとる為のプロポーズだった。

男として、犯した過ちの詫びをする為のプロポーズ。

しかし…今は違う。

産んでほしい。

心から愛している、愛しい人との間に設けた子。

どんな子が生まれてくるだろう。

どんな家族を作れるだろう。

不謹慎かもしれないが、しまじろうは今から近い将来の幸せな家庭を想像して、緩む頬を抑え切れなか「しまじろおぉぉおぉおおおぉぁあぁあっっっ!」

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