龍太郎一味のご無体な学園生活
きっと龍娘やしまじろうとて、自分達の結婚披露宴に出席した事で龍太郎が留年したとあっては、気分がよくないだろう。

「彼らに気持ちよく結婚式を挙げてもらいたいと思うのならば、貴方はここでおとなしく補習を受けている事です」

「けどよぉ、一生に一度の晴れの門出って奴なのに、弟子として祝ってやれねぇってのは…」

「自業自得でしょう」

またも龍太郎の要求を突っぱねる高成。

「普段から勉強を頑張っておかないから、こういう時に困る事になるんです。恩師の結婚を祝ってあげられないのは、ひとえに貴方の怠慢と自覚しなさい、丹下君」

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