龍太郎一味のご無体な学園生活
と。

「ろ、龍娘先生」

「ん?」

名前を呼ばれて、生徒指導室の入り口を見る龍娘。

「お、お疲れ」

しまじろうがコンビニの袋片手に立っていた。

「あ…」

視線が合うだけで、かぁっ、と赤くなる龍娘。

あんたら結婚するのに、今更赤くなってどうすんの。

「お、大晦日なのに仕事お疲れさん…メシ食ってないだろうと思って…これ…差し入れ…」

袋の中には、二人分のカップの天麩羅蕎麦と肉まんが入っていた。

< 612 / 2,031 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop