龍太郎一味のご無体な学園生活
「ぜ、全部っっっ!」

しまじろうは即答する。

「強いとこも男勝りなとこも、慎ましやかさに欠けるとこも正義感の強いとこも、照れると可愛いとこもデレたら破壊力抜群なとこも、全部!」

「~~~~っ…」

思わぬ返答。

龍娘はますます顔を伏せる。

「そ、そうかっ、わかったっ、わかったっ、もういいからっ…食えっ、蕎麦を食え、伸びるぞ?」

「え、何?気に障ったか?」

「障っていない!いいから黙って食わんか馬鹿者っ」

寧ろしまじろうの器の大きさに、きゅるんと360度乙女化した挙句、元に戻ってしまった龍娘である。

< 615 / 2,031 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop