龍太郎一味のご無体な学園生活
蕎麦も食べ終わり、生徒指導室に夕陽が差し込んでくる。

もうすぐ日没だ。

「…今日は生徒達も大人しくしてたんじゃないかな、電話ねぇな」

笑みを浮かべるしまじろう。

「そうだな…我が校の生徒達も、流石に一年の終わりは静かに年の暮れを過ごすらしい」

龍娘はそう言って、スッと席を立つ。

「今日はそろそろ帰るとするか。年越しくらいはゆっくりしたい」

「じゃあ…」

しまじろうが龍娘の隣に立つ。

「お、俺の部屋で、紅白歌合戦見て、ゆく年くる年でも見る?」

「…………」

頬を染めて、しまじろうを見上げる龍娘。

「お、お邪魔でないならな…」

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