龍太郎一味のご無体な学園生活
仲睦まじく、揃って生徒指導室を出ようとする二人。

その時だった。

「!?」

突然、生徒指導室に二人の闖入者が現れる。

黒ずくめ、骨の模様の入った全身タイツ、顔までスッポリ覆い隠したマスクの為に、何者なのかはわからない。

一言で言うならシ○ッカーの戦闘員。

しまじろうと龍娘、胡乱な目…。

「何だお前らは…」

呆れた声を出す龍娘に。

「うーん、そりゃあ呆れるよねぇ…僕だってこんな格好はしたくなかったんだけど…絶対に正体は気付かれるなって言われてるし…」

瑠璃色の瞳を細め、戦闘員Aは苦笑い。

「まさか…被り物をさせられるとは思いませんでした…」

戦闘員Bも、死んだ魚の目で抑揚なく呟く。

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