龍太郎一味のご無体な学園生活
「はいはいっ、いつまでも呆けてる暇はないわよ二人とも!」

シルフィアが半ば引き摺り起こすように、龍娘としまじろうを立たせる。

「それでは新郎新婦、お色直しの為に一時退席致しまぁす!」

アホみたいな顔をして控え室に連れて行かれる二人を、参加者達が拍手と声援で見送る。

「ちょっと待て!お色直しとは何だっ?」

「結婚式と言えばウエディングドレスでしょ」

「誰が着るのだそんなもの!」

「龍娘先生に決まってるじゃない」

「ば、馬鹿者!着れる訳ないだろう恥ずかしい!結婚式じゃあるまいし!」

結婚式です。

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