龍太郎一味のご無体な学園生活
拓斗が喜屋武を連れて行ったのは、新年で賑わう中心街の一角にある眼鏡の専門店。

高成や遊里御用達の店だ。

「喜屋武さん、今の眼鏡も素敵ですけど、もっと可愛い奴にしませんか?僕がプレゼントしますよ」

「えっ、ええっ?」

驚いた喜屋武は慌てる。

「いっ、いいですよっ、そんなの悪いですし!それに私…お洒落とかホント疎くて…」

「出掛けに言ってたじゃないですか、『お洒落とか教えて下さい』って…僕もそんなに詳しくはないですけれど…」

拓斗はそう言って、店内の椅子に喜屋武を座らせる。

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