龍太郎一味のご無体な学園生活
「レッドはんもフェイレイはんも十牙はんも龍太郎はんも、お優しいどすなぁ…」

言いながら。

「ぎゃひっ!」

冬月は人外の頭に銘刀・蜘蛛切を突き立てる!

溢れ出す鮮血。

その激痛に、人外は地面にねじ伏せられてもがき苦しむ。

「っ!おい冬月!命のやり取りは…」

「わかってますよ、龍太郎はん」

冬月は狐面の下でクツクツと笑った。

「でもなぁ龍太郎はん…人外いうのはこういうものなんですわ…刻んで、踏み躙って、磨り潰して、燃やして、灰にして、土の中に埋めても、またその土の中から這いずり出てくる…人外いうのんは、そういうしぶといものなんどすえ」

グリリ、と。

蜘蛛切の切っ先を抉り込む。

阿鼻叫喚の悲鳴を上げる人外。

「ささ…次は誰が僕の玩具になってくれるんかなぁ…楽しみやなぁ…」

狐面から漏れる嗜虐の笑い声に、軍勢は戦慄した。

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