龍太郎一味のご無体な学園生活
だが、そんな不当な扱いにも文句一つ言わず(いや文句は言ったが)、撫子は今日まで魔法少女として頑張ってきた。

時には新世界の神を名乗る蝙蝠人外に地味な嫌がらせをされて苦しめられたり、大妖怪を名乗る上半身だけの骨にフリフリピンクのスカートを下から覗かれるというセクハラを受けた事もあるが、それでも決して悪には屈する事なく、ご近所の平和の為に戦い続けてきたのである。

その汗と涙の結晶が、この貯金箱だ。

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