龍太郎一味のご無体な学園生活
「龍太郎君」

オズオズと控えめに。

シュアが彼の顔を見る。

「僕が卒業した後、レーヴの事、よろしくお願いしますね」

「うぇぇえぇっ?俺がかよっ」

龍太郎、露骨に嫌な顔。

過去に何度もレーヴの居眠りを起こそうとして、鉄拳制裁を受けた苦い思い出がある。

わかっていながら起こすのは、如何に打たれ強い龍太郎でもなかなか覚悟がいるものだ。

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