龍太郎一味のご無体な学園生活
「分けられるもんなら分けたいわよ。あんたにはわかんないでしょうよ、何もしなくても全ての事が上手く運ぶこの虚しさと気持ち悪さ…あー努力してみたい」

イラッとする万里の発言である。

千歳の額に青筋が浮かぶのも無理はあるまい。

「むかつくわぁ万里、屋上の転落防止フェンスに寄りかかったら突然フェンスが破れて転落しかけて藁をも掴む思いで掴んだのがスペシャルバカのズボンで勢いでズボン脱げちゃってスペシャルバカのお粗末なもの至近距離で見る羽目になっちゃった挙句二人して屋上から転落して自殺未遂しちゃえばいいのに、まぁスペシャルバカが下敷きになって助かったんだけど」

「……それ実話?」

「うん、こないだ死にかけた」

流石不幸体質。

てか下敷きにされた龍太郎、よく生きてたな。

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