龍太郎一味のご無体な学園生活
教室を出て、階段を下り、靴に履き替えて。

「あー最悪、小テスト、再テストかぁ…」

千歳がぼやく。

「ヤマ張って勉強までして、一桁しか取れないなんてビックリね。どういう勉強したの?」

呆れたように言う万里。

「私のせいじゃないわよ、体質のせいよ」

ケッと吐き捨てるように千歳が呟く。

「体質に頼りきりで勉強してないアンタに言われたかないわよ」

「ごめんなさいね、幸せで」

「クッ…むかつくわぁ」

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