龍太郎一味のご無体な学園生活
昼食争奪戦。

ここだけ見ればどこの学園でもありそうな光景だが、注目すべきは二人が人間と人外であるという事。

人間と魔族である。

本来ならば相容れない関係。

ともすれば差別と偏見から戦争にまで発展する間柄だ。

なのにこの二人ときたら。

「仕方ねぇな、じゃあ3分の1だけ分けてやらぁ」

ソーセージカツロールを千切ってエンリィに分け与える龍太郎。

「3分の1とは少ないです!せめて半分!」

「じゃあ5分の1」

「減っているじゃないですかっ!」

仲良く分け合ってパンを食べている。

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