龍太郎一味のご無体な学園生活
「たわけ」

女心の分からぬ奴だ。

こんな魚尾を、乙は時折張り飛ばしてやりたくなる。

「わしがこんな学園を卒業するからとて泣くものか…泣くのはわしがいなくなって寂しくなる男どもやお前であろう、魚尾」

「は?」

またお姫様が訳の分からない事を言い始めた。

首を傾げる魚尾。

「何で僕が、乙がいなくなるって泣かなきゃならないのさ?」

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