龍太郎一味のご無体な学園生活
「くそっ…」

俯き、拳を握り締め。

何とエンリィ涙ぐむ。

「僕は僕なりに努力しているですよっ…なのにみんなして最弱蝙蝠、最弱蝙蝠って…弱くて何が悪いですかっ!努力してるですっ!誰にも負けない魔族になろうとっ…新世界の神になろうと三年間努力し続けているですっ…なのにっ、なのにっ」

努力が必ず報われるとは限らない。

どんなに歯を食い縛って頑張り続けても、水の泡になってしまう事もある。

それはどうやら、人間も人外も同じようで。

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