龍太郎一味のご無体な学園生活
「うえっ、うえぇえぇえぇっ…」

遂に堪えきれなくなったのか。

声を上げて泣き出すエンリィ。

声は壁の薄い天神学生寮、その隣室にまで響き渡り。

「おいっ!」

ドンッ!と。

隣室のヤンキー、大野が壁を叩く。

「ひぃっ!」

思わず泣き止み、ビクッ!と震えるエンリィ。

「すすすすすすすみませんですっ、もう静かにするですからっ!」

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