龍太郎一味のご無体な学園生活
「ほら」

レスクレは龍太郎の襟首を掴んだまま、廊下を引き摺る。

「『臥龍』を覚醒させなきゃ危ないよ?どんなに鍛えた君でも、悪魔とは身体能力からして違うんだから」

片手でヒョイと龍太郎を持ち上げ、廊下の突き当たりまで放り投げるレスクレ。

有無を言わさず突き当たりの教室の中へと叩き込まれた龍太郎は。

「がはっ!」

青白い炎の追撃を受けて、更に床を転がる。

机や椅子を引っ繰り返しながら、ダメージに呻く。

< 953 / 2,031 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop