龍太郎一味のご無体な学園生活
フワリ。

浮遊したレスクレが、龍太郎の開けた床の穴から昇って来る。

「くっ…」

身を起こす龍太郎。

もう血塗れ傷だらけだ。

レスクレに対して、有効な攻撃は何一つ出来ていない。

対するレスクレは。

「困ったなぁ…」

困惑の表情で頬を掻いた。

「思ったより強いね、龍太郎君…『人間のまま』の君なら、もう音を上げていると思ってたんだけど…」

「嘗めんじゃねぇぞゴルァアァアッ!」

床を蹴った龍太郎。

活歩で一気に間合いを詰めつつ。

「っらぁああっ!」

突然の方向転換でレスクレの目前から消え、彼を攪乱する!

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