龍太郎一味のご無体な学園生活
「小岩井さんは、龍太郎君と僕らが仲良くなるのを邪魔しに来たのかい?僕は『竜』になった龍太郎君と、仲良くしたいだけなのに」

「……龍太郎さん自身を、追い詰めてまでですか?」

小岩井の瞳が、レスクレに向けられる。

やましい事が心の片隅にあるならば、真っ直ぐに見ていられないような真摯な瞳。

しかしそれを真っ向にして尚、レスクレは怯まない。

「追い詰めてなんていないさ、僕は龍太郎君に『竜』になってもらう事で、より近しい存在になってもらいたいだけだよ」

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