龍太郎一味のご無体な学園生活
「いやぁ…悪い事しちゃったなぁ…まぁ僕は悪魔だから、悪い事して当然なんだけど」

悪びれもせずに笑いながら龍太郎に語りかけるレスクレ。

「メル、行こうか。授業に遅れちゃうよ」

「…龍太郎お兄様の事はよろしいのですか?」

「うん、いいんだ」

訝しがるメルを他所に、レスクレは潔く踵を返した。

そして背を向けたまま。

「卒業しても遊びに来るよ、『龍太郎君に』会いにね」

彼は歌うように言った。

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