俺のものになれよ
翌日、例のごとく待っていた彼に聞いてみた。
「何でこういうことするの?」
「お前が心配だからだ。」
私の手から鞄を奪って、そのまま前を歩いていく。
心配って何が心配なの?
ていうか、あなた学校とか、仕事とか、してないの?
「俺は、お前を守るって決めたんだ」
「は・・・?そんなこと勝手に決めないでよ。
あなたのせいで、学校帰りに遊ぶこともできなくなったし、
麻友たちとも遊べなくなったんだよ?」
彼がいるせいで、私はみんなに誘われなくなっていた。
「あ・・彼が迎えに来るんだっけ・・・じゃまたね」
って私を置いて行っちゃうんだもん。
なんか、寂しいよ・・・。