【完結】キスからはじまる恋。
「……本当に、大丈夫か?」
「うん……大丈夫……続けて?」
「……痛かったら、ムリせずに言ってくれよ?」
「うん……分かった」
ーーーそしてわたしたちはその日、ベッドの中で初めて結ばれた。
とても幸せだった。
お互いの吐息を感じながら、その体温と熱に浮かされて、わたしは幸せを感じた。
こんなにも愛おしい人に抱かれるって、素敵なことなんだと思った。
「……大夢、大好き……」
「……俺も大好きだよ。彩音」
大夢に抱かれながら、お互いに愛を感じ合って、この人と一緒にいたいと本当にそう思った。
わたしにはもう、大夢しかいない。
その日の夜、大夢の腕に抱かれながら幸せな眠りについた。