【完結】キスからはじまる恋。





「……本当に、大丈夫か?」


「うん……大丈夫……続けて?」


「……痛かったら、ムリせずに言ってくれよ?」


「うん……分かった」






ーーーそしてわたしたちはその日、ベッドの中で初めて結ばれた。
とても幸せだった。





お互いの吐息を感じながら、その体温と熱に浮かされて、わたしは幸せを感じた。
こんなにも愛おしい人に抱かれるって、素敵なことなんだと思った。






「……大夢、大好き……」


「……俺も大好きだよ。彩音」






大夢に抱かれながら、お互いに愛を感じ合って、この人と一緒にいたいと本当にそう思った。
わたしにはもう、大夢しかいない。





その日の夜、大夢の腕に抱かれながら幸せな眠りについた。





< 123 / 129 >

この作品をシェア

pagetop