【完結】キスからはじまる恋。
Side大夢
彩音をこの腕で抱きながら、俺は幸せを感じていた。
彩音のことを本気で好きで、ずっとこうしたいと思っていた。
大好きなんだ、彩音のこと。
彩音のことしか見てないし、彩音のことだけしか考えていない。
俺はいつだって、彩音のことだけしか見えてない。
彩音のそばで幸せや温もりを感じることで、さらに彩音を好きになる。
「っ………いたっ………」
「彩音、大丈夫か?」
「うん……大丈夫………」
「ムリすんな。痛いだろ?やめるか?」
彩音の中に入った時に、彩音は痛みでつらそうな顔をしていた。
本当に泣きそうな顔をしていた。
「……ううん。やめないで……?」
「でも……」