【完結】キスからはじまる恋。
「痛いけど……大丈夫だから。この痛みは……幸せな痛みだから」
「彩音……」
「……だから、続けて?お願い……」
「……分かった」
彩音がやめないでほしいなんて言うなんて、想像もしてなかった。
きっと痛みに耐えきれずに、続けられないと思っていたから、ちょっとびっくりだった。
「……っ、ひろ、むっ……」
腰を動かすたびに、何度も泣きそうな顔で俺の名前を呼ぶ彩音は、本当に愛おしいと思えた。
俺の腕にしがみついて、必死で耐えようとしてる姿は、とても愛おしかった。
「……彩音、大好きだよ?」
「わ、わたしも……大好きだよ……」
こうして俺は、彩音と初めて結ばれた。