【完結】キスからはじまる恋。
「……どういうって?」
「なんであんなこと、言ったのよ!?」
「なんでって?本当のことだし?」
だってオレ、おまえのファーストキス奪った男みたいだし?
もうオレのモノってことにしても、いいんじゃね?
「はぁ!?じょ、冗談じゃないわよ……!勝手なこと言わないで!!」
「なんで?だってオレたち、゙キス゛した仲じゃん?」
「っ!?アンタって、本当クズ……!」
「……なんだったら、もっかい゙キズしとく?」
オレはアイツを窓際まで追い込み、アゴをクイっと持ち上げて、そう言うと。
「……っ……」
アイツは恥ずかしそうにオレから目を反らしてしまった。
この時、オレはチャンスだと思った。
アイツをここで彼女にしておけば、オレの望みは叶うから。