【完結】キスからはじまる恋。
「ん、プレゼント」
「えっ、いいの?」
クマを見て、キラキラ輝かせている。
嬉しそうな顔、してる。
「おまえが喜んでくれると、オレも嬉しい」
「ありがとう!クマ、カワイイ……」
愛らしいクマを見つめながら、ニコニコ微笑んでる彩音を見て、なんとも言えない気持ちになった。
そんな彩音を見つめながら、オレは彩音をカワイイなと思った。
「……大事にしろよ、クマ」
「うん。ありがとう……」
「……もう遅いし、帰るか」
「うん。帰ろう」
クマのキーホルダーをカバンに付けて、オレたちは家に帰った。
アイツの喜んだ顔を見たくて、オレは一生懸命になっていた。
……オレって、なんでこんなにアイツが好きなんだろうか。