【完結】キスからはじまる恋。




「……まぁ、アイツがおまえのこと、好きだってのは知ってたからな」


「もし大夢があたしのこと傷付けたら、その時は奪いに行くって、言ってたよ」


「……バーカ。そんなことさせるわけねぇだろ。おまえはオレのもんだろ?」



「なっ……あたしはものじゃないもん!」



「おまえはもう、オレから離れられないし、離れることできないだろ?」


「……いつも思うんだけど。なんでそんなに強気なの?」


「はっ?だって、おまえはオレの彼女だから」


「……意味分からない」



彩音は呆れた顔をして、お弁当を食べすすめていた。
そういう困った顔見るのも、カワイイから好きだ。



絶対に離してやらない。
アイツなんかに、渡してたまるか。



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