ゴミにもならない人生だから
逃げる
『センターに留守電あり』
仕事が終わって電源を入れると突然表示される文字。ここんとこ毎日だからさすがに心の準備はできてるつもりだけどほんと見るたびに心臓が重くドクンドクンとなりはじめる。できれば聞かずに消してしまいたいけどそんな方法ないし、心のどこかでJからのメッセージじゃないかって、懲りない期待もあったりする。
大して意味なんてないけれど声がなるべく聞こえないようにできるだけケータイを耳から離してかける
「メッセージは1件です。1件目『オサダ様の携帯電話でしょうか わたくし、東海信販の…』
やっぱりか…慌てて、消去の3を連打連打連打、33333333333333
「メッセージを消去しました。メッセージは以上です」
スッと心が軽くなる。
仕事が終わって電源を入れると突然表示される文字。ここんとこ毎日だからさすがに心の準備はできてるつもりだけどほんと見るたびに心臓が重くドクンドクンとなりはじめる。できれば聞かずに消してしまいたいけどそんな方法ないし、心のどこかでJからのメッセージじゃないかって、懲りない期待もあったりする。
大して意味なんてないけれど声がなるべく聞こえないようにできるだけケータイを耳から離してかける
「メッセージは1件です。1件目『オサダ様の携帯電話でしょうか わたくし、東海信販の…』
やっぱりか…慌てて、消去の3を連打連打連打、33333333333333
「メッセージを消去しました。メッセージは以上です」
スッと心が軽くなる。